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中学3年生・高校3年生の英語力調査結果(201507月調査H27)
2015.03.17の記事で文部科学省が2014年7月から9月にかけて
国公立高校の約1割に当たる480校を無作為に選び
高校3年生7万人を対象に英語力の調査を行い2015年3月に公表をされた結果を
2015.03.17 高校3年生の英語力調査結果(201409月調査H26)は中学卒業程度
の記事で紹介しました。
中学3年生の英語力調査結果(201507月調査H27)
文部科学省は高校生に引き続き、中学3年生に対しても同様の調査を行い
2016年2月に公表しました。
調査は2015年6~7月、無作為に抽出した全国の国公立中学校約600校の
約6万人(「話す」は約2万人)を対象に行われました。
その結果、英検3級以上の力があるとされた生徒は
「聞く」20.2%
「話す」32.6%
「読む」26.1%
「書く」は43.2%だったが、無回答も12.6%で、成績にばらつきが目立った。
4技能それぞれの平均点は英検4級以下と低水準でした。
国の教育振興基本計画の目標(高卒時英検2~準2級程度)では
中学卒業段階で
英検3級程度以上の英語力を持つ生徒の割合を2017年度までに50%以上にする
という政府目標に対し、4技能とも2~4割(20%~43%)にとどまっています。
また、同時に実施された意識調査では4割以上が「英語が好きではない」と答えています。
高校3年生の英語力調査結果(201507月調査H27)
文部科学省は2014年9月の高校3年の英語力調査に引き続き2015年7月にも
中学3年と同時に2回目の調査を行っています。
調査は英語の指導改善に役立てるため、2015年6月末~7月、
約500校の約9万人(「話す」は約2万2000人)を対象に行われました。
英検準2級程度以上の割合が
「読む」は32%(2014年調査24.7%より7.3ポイント上昇)
「聞く」は26.5%(2014年調査21.6%より4.9ポイント上昇)
「書く」は17.9%(2014年調査11%より6.9ポイント上昇)
「話す」は11%(2014年調査10.5%より0.5ポイント上昇)
となり4技能全てで成績が向上しました。
特に「書く」で無回答だった割合が18.1%で、前回(30.4%)より12ポイント改善しました。
ただ、いずれの平均点も英検3級程度の水準で、
高卒時に英検準2級程度以上を50%にするという政府目標とは大きな差が出ました。
質問紙調査では、中高生とも「話す」の得点が高い生徒は、低い生徒と比べて
「授業で英語による話し合いを取り入れている」と答えた割合が高く、
授業内容と得点の相関関係がみられました。
中学3年生・高校3年生の英語力調査結果(201507月調査H27) はこちらです。
(2016.02.02)
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