高校3年生の英語力(201409月調査H26)の調査結果は中学卒業程度

2015年3月17日に日本の高校3年生の英語力の調査結果が発表されました。

文部科学省が実施した、
日本の高校3年生の平均的な英語力調査の結果は

実用英語技能検定(英検)に換算して
中学卒業程度の英検3級以下と判定されました。

調査は2014年7月から9月にかけて、
国公立高校の約1割に当たる
480校を無作為に選び高校3年生7万人を対象に実施されました。

試験は『読む・聞く・書く・話す』という英語の4技能について

CEFR(セファール ヨーロッパ言語参照共通枠)という基準に基づき問題を作成し実施されました。

CEFRの基準

(CEFR Common European Framework of Reference for Languages)

セファールの基準はA1からC2の6段階に分かれています。

A1 英検3-5級程度 TOEIC200-380程度

A2 英検準2級

B1 英検2級

B2 英検準1級程度 (海外の大学入学に必要なレベル)

C1 英検1級

C2

問題は
満点を取れば英検準1級程度と判定されるB2レベルの問題で実施されました。

結果の満点に対する割合は

『読む』 40% 平均点は129.4点(満点320点)

『聞く』 37% 平均点は120.3点(満点320点)

『書く』
19% 平均点は 26.6点(満点140点)

『話す』
32% 各校から1クラス(480クラス)実施

文部科学省は高校卒業段階で英検2級(B1)~準1級(B2)(TOEFL iBT57点程度以上等)の

英語力向上を目標にしています。

また、外部検定試験を活用して生徒の英語力を検証するとともに、大学入試においても

4技能を測定可能な英検、TOEFL等の資格・検定試験等の活用の普及・拡大を目指しています。

『読む』、『聞く』の試験では平均点は40%近くですが、

『書く』試験では
海外の大学入学に必要なB2レベルの学生は70,000人中わずか5人、

『話す』試験では
87%の学生がA1レベルでした。
平均点で見ると4技能のいずれもCEFR規格の6段階で最低のA1レベルと言う

理想とは程遠い結果でした。

また、同時に実施されたアンケートでは
58%の学生が英語が嫌いであると答えています。

現在、小学校からの英語教育の実施が準備中ですが読む・聞くの受身の英語教育に加えて

書く・話すと言う自己主張ができる英語教育が必要だと思います。

また、英語が好きな生徒を育てると言うことが、学校の先生だけでなく親やTV・本等の環境にも

求められていると思います。

(2015.03.17)