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大学のAO・推薦入試の現状と入学後
少子化の流れで大学入学希望者は全員入学という時代を迎え、
一部の私立大学にとっては厳しい状況になってきました。
2015.05.17の読売新聞の
『高校では教えてもらえない…AO入試、塾で特訓』という記事によりますと、
大学進学者のうちAO・推薦入試の合格者が2014年度は4割を超え、
専門の受験対策を提供する塾や予備校の受講生が増えているということです。
有名私立大学の入学希望者がAO(アドミッション・オフィス)・推薦入試を希望するのは理解できます。
しかし、正規の大学入試時期よりも6ヶ月も前に入学が確定し、その後の受験勉強が
おろそかになってしまうことを考えると安易なAO・推薦入試は問題があると思います。
2014.07.09の読売新聞に『AO入試合格者、6人に1人が退学』という記事がありました。
読売新聞が2014年に行った「大学の実力」という調査では、
通信制などを除く全国744の国公私立大学を対象に、学生の成長のための取り組みや
大学の現状を聞き、過去最高の659校(89%)から回答を得ています。
この調査では、AO入試で合格した学生のうち、6人に1人にあたる15.5%が退学し、
入試方法別では最も高い退学率でした、また一般入試の退学率は5.9%で最低でした。
私立の学校では退学率を非常に気にしていまして、よほどのことが無い限り
退学はさせないと言う方針がほとんどだと思います。
AO入試は本来、学力試験で測れない意欲や能力を重視するのが目的の試験ですが、
6人に1人が退学というのは異常だと思います。
(2015.05.17)
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